MissYouBaby

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ピーナッツくん『Walk Through the Stars』を聴いた…震えた

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https://youtu.be/kEHO-kZ_mZY

 

ピーナッツくんの新譜が6/1にリリースされた。

これで3枚目となる。

アニメキャラでもあり、Vtuberであり、ゆるキャラでもあり、アーティストでもある。

多様なジャンルで活躍している人物だ。

その創作の幅の広さ、周囲の人間を巻きこんでいく人の良さは凄まじい。

兄妹でぽんぽこ&ピーナッツくんとしてVtuber活動を始めてここまではや4年ちょっと。

いわゆる企業に属していない個人勢として黎明期より活動を続けてきた。

Vtuberも今や企業勢がシェアを広げ、生放送をメインとした活動が主流となった。

その中で動画作成をメインとした活動スタイルを続け、大型の生放送ぽんぽこ24などもこなし、ゆるキャラグランプリを優勝、そしてアーティスト活動...と独自の路線をひたすら突き進んでいる。

そんなピーナッツくんの待ちに待った3rdアルバム。

アルバムはAmazonのアルバムランキングで早速一位を獲得。配信サイトでも軒並み上位に食い込むなど注目度は高い。

 

① 3枚目で到達した大衆性

過去2作のアルバムを振り返ると

それぞれコンセプトがあり

1枚目がピーナッツくんとその仲間たちによるキャラソン的な側面があり、

2枚目が周囲のVtuber仲間達などとの共演としての側面があるように思う。

どちらも名作ではあるが、自分達の活動のメインとする層へのアングラ的なアプローチが強かった気がする。

打って変わって今作では客演はなし。

音楽的にもより多くの層へ向けての大衆性を狙ったように思える。

それは見事に成功して、アルバムは全編通して聴きやすくフックに富んだものとなった。

 

② パーソナル性と個人勢の星として

ピーナッツくん自身が言うように

今作は非常にパーソナルなアルバムのように感じる。

シニカルで毒の強い過去作に比べて、攻撃性は下がり、ピーナッツくんの人生、及びここまで歩んできた道のりを振り返ったかのような歌詞が多く見られた。

前述の通り、険しい道のりを歩んできた。

Vtuber業界は厳しい世界だ。消えていった人もたくさんいる。

正直 筆者自身V業界の現在はなんとも言えない。

黎明期の色んなクリエイターが集まってきたお祭り感が薄れて、数が増えて、生放送、ゲーム実況がメインとなり、所謂クリエイティブな場ではなくなったのかなぁって思ったり。

だけど、ぽんぽこ24で紹介される色んなクリエイター達を見る度にまだまだいけるって思い直したりする。

そんなクリエイティブな個人勢としてピーナッツくんは希望である。

ピーナッツくんが先陣を切って、道を作っていく。

私はそんな風に思う。

 

③消費されるかされないか

みんな飽きっぽい。

かつて人気だった人も次第に飽きられていく。

それは宿命みたいなもので、避けられない。

飽きられないためにはどうするのか?

それは変化し続けるしかないということ。

しかし変化をすれば離れる人もいる。

難しい話だ。

実際ピーナッツくんは変化し続けている。

常に攻め続けている。

流れの早い時代において一定の存在感を放ち続けているのはそこにある。

アニメキャラからVになり、生放送スタイルから動画スタイルになり、着ぐるみになり、パペットになり、アーティストに......

誰が想像しただろうか?黄色い謎の豆が

ここまで駆け上がっていくことを。

 

④これからファンになる人へ

ピーナッツくんが活動の幅を広げることで

色んな媒体を通じてファンが増えていく。

今回 音楽からファンになった人も多いと思う。

そんな人に伝えたいことは、ピーナッツくんの攻め続ける姿勢を応援して欲しい。ということだ。

ファンの期待に応えるべくプレッシャーと闘っているピーナッツくんを応援してほしい。

 

⑤さいごに

アルバムの感想を書こうと思ってたのに

何故かピーナッツくんもといぽこぴーのこれまでの軌跡を語ってしまった気がする。

(もっと音楽的な感想はまた別の記事で書くことにする。)

それくらいV業界の黎明期から追っている身としてはピーナッツくんは熱い存在なのだ。

V業界の荒波を駆け抜けてきたというバックグラウンドを知るとより一層応援したくなると思う。それくらい厳しい業界だ。

 

V業界はこれからもまだまだ成長すると思う。

ただ企業勢が支配して、より活動のイメージが固定化すると思う。

それは悪い側面だけではない。

資本主義において金になるコンテンツは正義だ。

ただ黎明期のわちゃわちゃした多様性と夢に溢れていた時代は一旦幕を閉じた。

しかし、ぽこぴーという存在はいつまでもV業界を照らす太陽のように輝き続ける筈だ。

そうあって欲しいと強く思う。