MissYouBaby

主にDOA6関係 浅い浅い自己満足

【格ゲー雑談】ニート格ゲーマーの友人

 

彼はニートである

私がフリーターの頃にバイトで知り合った

2つ上の友人Aである

当時私は就職に挫折して新卒で入った会社を辞めてしまいフリーターだった

彼とはそんな中で知り合った

面倒見がよく利発で仕事も卒なくこなすタイプ

実際大学もそこそこいいところに通っていた

”通っていた“というのも当時の彼は2回ダブっていて私より歳上ではあるが学生だった

 

ダラダラしたバイト生活は快適で

深夜勤務というのもあり

健康には悪いが楽で稼げていた

 

そこに友人Aの紹介で

私と同じ年齢境遇の友人Bがやってきた

すぐに意気投合して3人はバイト外でも

よく遊ぶようになった

 

3人の共通点は格ゲーだった

夜通しオンラインで喋りながら遊んだ

実力、熱意はまちまちだったが

エンジョイ勢としては充分に楽しめた

 

そんな日々も長くは続かなかった

そろそろフリーター生活にも焦りを感じ出した友人Bが思い切ってバイトを辞めた

友人Aは楽観的な性格で

まだダブっていたとはいえ新卒枠の余裕があった

一方で私と友人Bは一度離職した経験がある

空白期間が続くのはマズい状況だった

 

そんな友人Bの決断に揺れた

今までの怠惰なフリーター生活も捨てがたいが

就職しなければと思うに至った

そしてなんとか就職出来た

 

しかし友人Aは違った

就職に対して恐れがあるのか

一向に就職に乗り気でなかった

そして気づけばまた彼はダブった

 

友人Bと私は

なにしてんだよ!と説教した

そんな想いも伝わらず

友人Aはヘラヘラしたままだった

 

そうして格ゲーフリーター3人組は

格ゲー社会人2人と格ゲーニート1人に分かれた

 

友人Aはしばらくして卒業したが

就職はしなかった

バイトもしなかった

ニートになった

 

それでも彼からはあの頃のように

平日からゲームのお誘いがくるし

飯の誘いもくる

 

渋々付き合っていたが

不満は募るばかり

今や友人Bと私は結婚までした

 

しかし友人Aはずっとニートのまま

会う時間が減って

たまに格ゲーで対戦しても

特に上達していることもなく

限られた時間でプレイしていた私と友人Bの方が上手くなっていた

 

それでも彼はニートのまま

 

ラーメン食ってゲーセン寄って格ゲーして

そんな美しい日々に取り残されているのである.....